イソフラボン(アグリゴン型)は妊産婦・幼児は取りすぎにご用心!
■イソフラボン強化みそ「安全性確保できず」 食品安全委
<asahi.com2月20日>よりi
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)や乳がんの予防効果があるとして人気の食品成分「大豆イソフラボン」を強化し、特定保健用食品(トクホ)として申請しているみそについて、食品安全委員会の専門調査会は20日、「安全性が確保されるとはいいがたい」との評価案をまとめた。今後、一般からの意見を募集し、安全委で正式に評価をまとめ、厚生労働省に通知されるが、トクホとしては認められない見通しだ。
・大手味噌メーカーより申請されたイソフラボン強化みそは、イソフラボンの一種「アグリコン」を、100グラム中に通常のみその3倍近い141ミリグラム含んでいる。
◆イソフラボンの一日の上限摂取量を30mg
安全委の新開発食品専門調査会の審議では、イソフラボンは女性ホルモンに構造が似ているため、過剰摂取によってホルモンバランスが崩れる可能性を指摘。まず、通常の食生活に加えアグリコンを摂取する場合、1日の上限量を30ミリグラムとし、妊婦や15歳未満の子どもには「追加摂取は推奨できない」との評価案を作った。
・これを受けてイソフラボン強化みそについて
(1)1日あたりみそ汁2杯分(34グラム)をとると、イソフラボン(アグリコン)量が48ミリグラムとなる
(2)日常の食生活で通常のみそから摂取する量(6ミリグラム)より42ミリグラム多く摂取することになる、と試算。「十分な安全性が確保されるとはいいがたい」とした。
◆錠剤タイプは、妊婦、乳幼児、小児は摂取しないの注意書表示
トクホとして申請されていたイソフラボン入りの錠剤も安全委の調査会は、1日あたり摂取量目安では30ミリグラムは超えないため「適切に摂取する限りは安全性に問題はない」としたが、「妊婦や乳幼児、小児は摂取しない」と表示するよう求めた。
★ イソフラボンとは
大豆に含まれる成分で、特に大豆の発芽する部分「胚芽」に多く含まれています。
近年の研究により、胚芽に含まれるイソフラボンは、女性ホルモン「エストロゲン」に非常に良く似た働きをし、骨粗鬆症やガンの予防、また更年期の不快な症状を軽減するなど、人間の健康にとって非常に優れた機能をもつことが分かってきました。
△イソフラボンには、「アグリコン型」と「グリコシド型」との2種類。その違いは
①「糖」がついているかどうかです。通常のイソフラボンは、糖がついている分子量の大きなイソフラボンで、これを「グリコシド型イソフラボン」といいます。一方、糖がはずれている分子量の小さなイソフラボンを「アグリコン型イソフラボン」といいます。
②体内への吸収性が異なります。
・アグリコン型イソフラボンは、分子量が小さいので胃で速やかに効率良く吸収され、・グリコシド型イソフラボンは、腸で吸収されます。
③通常の大豆製品はグリコシド型、アグリゴン型は味噌に含まれているイソフラボンだけです。
「グリコシド型イソフラボン」は、腸内細菌の酵素によって糖をはずし吸収しやすい「アグリコン型」になります。しかし、腸内細菌には個人差があるため、人によって吸収性にバラツキが生じます。
一方「アグリコン型」は、大豆食品の中では「味噌」だけが、麹菌の酵素によって発酵過程で糖が分解された「アグリコン型」になっています。
★アグリゴン型イソフラボンは、サプリメントとしてもかなり多く販売されています。健康食品(サプリメント)でも特定保健用食品(トクホ)でも、必要に応じて、必要な量を正しく摂ることでは一緒ですね。
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